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下着・ボクサーパンツの歴史 | ボクサーパンツ屋さんが解説

こんにちは!ボクサーパンツ屋さんの鶴亀本舗 カワちゃんです。
この前、コンパの自己紹介で「ネットでパンツ売ってます!」と言ったら、
怪しすぎる〜と言って笑われました。
最近、ふと疑問に感じたことがあって「人はいつから下着」を穿くようになったんだろう。
ネットには落ちてないような情報を探そうと思い、沖縄で一番大きい県立図書館に行きました。
・人文学 ・服飾学 ・ダーウィンの種の起源など手がかりになりそうなものを漁ると、そこには、下着のディープな世界が広がっていました。
この記事は「下着の歴史」から「ボクサーパンツの歴史」まで、まとめております。
人類と衣服の出会い

人類が進化を遂げる中で、いつ裸を卒業して衣服を着るようになったのだろう・・・
その謎を解明したのは「アタマジラミ」の研究を行なっていたドイツの学者さんでした。
コロモジラミのDNAの突然変異を調べて、アタマジラミからコロモジラミが分かれて出現した年代を決定しました。それが、7万年前だそうです。
7万年前に何があったの?

今から7万年〜7万五千年前にインドネシア、スマトラ島にあるトバ火山がだ噴火を起こして、気候の寒冷化を引き起こしました。100万人いたと言われる人口が1万人以下に。
生き残るために、衣服を穿いたのだと思います。それから時を経て文明が始まります。
古代メソポタミア文明 カウナケス(ファッションの起源)

画像出典:rootbox
メソポタミア文明で最も古いと言われているシュメール人。
シュメール人は、別の民族に滅ぼされてしまったのですが、
彼らが巻いていた「カウナケス」が最古の衣服だそうです。
ウール素材が使われていて、儀式の時に着ていたようです。
古代エジプト文明 シェンティ(下着の起源)

画像出典:pokke magazine
エジプトといえば、あの腰布をみたことありません?
映画ハムナプトラとか、インディ・ジョーンズとか・・・よく出てる気がする。
綿と亜麻で作られていて、ベルトで定位置に保たれました。
上流階級になると、シェンティを穿いた上から衣服を重ねて着ていました。
下着の進化
ここからは、なんか教科書で見たことがあるぞ!と思ってもらえる下着が登場します。
古墳時代に登場した日本のふんどし

日本では昔から「ふんどし」が愛用されているが、ふんどしを着用した埴輪が井辺八幡山古墳で
見つかりました。なんと古墳時代の埴輪と判明。以後、江戸時代まで日本国民に愛される下着となる。
中世ヨーロッパの見栄っ張りな下着

14世紀からは股間の部分にパッドなどを詰める「コッドピース」が流行しました。
コッドピースの大きさで性的エネルギー強調していたため、
ローマ帝国 帝王のカール五世の肖像画は、かなり「もっこり」しています。
近代パンツの誕生
ユニオンスーツ

首から足首まで覆う「ユニオンスーツ」が大流行。
男女、子ども問わず履いていた模様。大便をするときには、お尻部分に窓がついている。
実はこの「ユニオンスーツ」がボクサーパンツの起源である。
快適さを求め。トランクスの起源

1910年代の後半に、ユニオンスーツを上下の2枚に分けたことから、
アンダーTシャツとトランクスの概念が生まれました。
第一次世界大戦では、前でボタンで留めた短パンを下着として支給され、主流の下着に。
メンズ下着革命ブリーフの登場

ブリーフショーツの登場。1935年シカゴの百貨店で販売。3ヶ月で3万組が売れた。
運動用の下着から派生させ、その機能を訴求するために乗馬用の下着から名を取り、ジョッキー(Jockey)と名付けられた。
デザイン性が重視され始める。


技術の発展により、プリント柄や赤や黒の下着も売り出されるようになる。
ファッション性も理解されるようになり、様々な試みがなされるようになった。
ボクサーパンツの誕生

カルバン・クラインが1900年代に流行したユニオンスーツをリバイバルし、
「ボクサーパンツ」を発表。流行が生まれ、おしゃれな若者がトランクスからボクサーパンツに移行し始めた。
現代の主流パンツです。
下着の歴史がまとめられたユニークな動画
下着の歴史がダイジェストで収められているので、3分ほどで理解できるし、
かなり面白いなぁ〜と思いました。
現代の下着の楽しみ方
仕事のために、格好をつけるために、自分のモチベーションを高めるために。
さまざまな下着の楽しみ方があります。
わたしは、自分のモチベーションを高めるために「お気に入りの下着」を選びます。
やっぱり、いいパンツを穿くと新しい自分と出会えるし、自身が満ち溢れて来る感じがする。
ただの下着ですが、されど下着です。ぜひ、お気に入りの下着を見つけて見てください。
パンツの選び方の基準

スーツにこだわる人が出世しやすいと言われるように、
「下着」にこだわりを持つ人が多いんです。やはりできる男は「外見も磨きながら内面」も気にかけています。
男性が下着を選ぶ際にこだわりを持つポイントは3点。
1 はきごこち
2 色・デザイン
3 通気性
長時間素肌に触れるものだからこそ、肌触りが良いことは大前提。勝負下着というものがあるように、
好きな色・デザインを穿くことで男性も気持ちが高まります。
勝負下着を持ってますか?

鶴亀本舗は、定期的に路上インタビューでアンケート調査を行なっております。
そこでは、8割近い男性が「勝負下着」をもっていると回答してくれました。
こんな意見がありました。
・大事な時には「勝負下着」を穿く
・プレゼントをしてもらって、お気に入りで良く穿いてる
ふんどしを締めるという言葉があるように、
パンツには気を引き締める不思議な力があるようです。